11月例会は綿業会館へ

11月例会は、綿業会館にて野外例会でした。

 

綿業会館のHPより

遥かな刻の憧憬はなやかなる歴史の舞台への誘い

綿業会館は昭和6年(1931年)12月、日本綿業倶楽部の建物として竣工し、翌年1月1日に開館しました。
設計は渡辺節氏が担当し、ヘッドドラフトマンには村野藤吾氏が参画しました。

各部屋のスタイルを変えたのは、世界各国の来賓や、会員の好みに応じて、好きな部屋を選んでもらいたいという設計者の配慮によるものです。

様式のみならず、将来の本格的な冷暖房の普及を予想してダクトの径を太くして建物に内蔵させ、当時からすでに、井戸水による冷風送気を行い、地下室に冷暖房設備のスペースを残すなどの工夫も見られます。
また、各部屋の窓に鋼鉄ワイヤー入り耐火ガラスを使用していたため、戦火をまぬがれました。

このようにこの建築はデザイン面の素晴らしさだけでなく、設備の面でも先駆的な試みがなされています。
まさに名実ともに戦前の日本の近代美術建築の傑作と言われ、高く評価されています。

会員の安橋さんご夫妻のご紹介にて・・・